最近流行りの靖国神社参拝問題は相変わらず一部の人の間で賑わっているようで。確かに、非常に高度な政治判断が求められるところではあろう。
右にも左にも偏るつもりはないが、個人的には、言っている内容を見ているだけでも、小泉首相を支持したくなるだろうと思う。この件に関する主張の一貫性や、質問や非難への的確な反応は感心している。「参拝が良くないのか、他の国が言うから良くないのか、どちらですか!」という言葉は、「どこに本質的な問題があるのか」を問う、非常に鋭いものだろう。
他の国が言うからやめろ、というのは、そこに至る思惑や行動の狙いがどんなものであったとしても、「ゴネたら言うこと聞いた」と思わせ、相手に影響力を持たせてしまうという結果になる。
参拝そのものが良くないという主張は、死生観や宗教観、倫理観が絡み、最終的には個人の領域に入ることになるだろう。ここではこれ以上触れずにおくが、「良くない」という人は「良い」という人の理由を上回る理由を明らかにしなければならない。