本日のTVタックル

今回、話題は「モラルの低下する日本人」や「ニート」などだったが、珍しく「衝突」(Collision)が少なく、しっかりと発言が聞けた。出席者全員が「これはまずい」と思っている問題で、大きな部分では総意があったからだろうか。
しかし、「女性専用車両」に関して、田嶋陽子氏が

  • 一番前か一番後ろの端に追いやられている
  • 被害にあっている人が虐げられている
  • 二重の差別だ
  • 女性専用車両を真ん中に持って来い

というような意見を言っていたが、これには引いた引いた。
別に、端でも真ん中でもどっちでもいいんだけどさ。
端にある?端にあることで「追いやられている」?
必ずしも端ではない(JR西日本では真ん中に近いところにある)し、むしろ端にあることで改札に近いために女性専用者に乗れない人には遠まわりの場合もあり、個人的には「端を陣取るな」と思ったことがあるくらいだ。
さらに、端の方が「不純物が混ざりにくい」上、「乗務員が近くに居る」ため、女性専用車両を設ける意味を考えれば、むしろ効果的ですらあるだろう。
「被害者が虐げられている」とか「差別」だとか「真ん中に持って来い」なんてのもいちいち的外れなことを言ってるようにしか聞こえん。
その車両に乗るために若干労力がかかるかもしれないが、リスクを減らすための行動は必要な労力であろうし、そうするかどうかは本人の意思で決められるだし、「差別」ではなく「区別」であるだろうし。言葉やイメージだけから「端」を悪いものだと決め付け、自分を弱者の味方だと思い込み、正義をかざしながら、どうでもいい的外れな要求をわめいているように見えた。
番組でも誰かが反論していたが、反論することで、相手の意見に意味があるかのような錯覚を作り出してしまっていた気がする。なので、「別にどっちでもいいよ」とでも言っておけばよかったのでは。
ちなみに、「端に追いやられて、虐げられている、差別されている、真ん中に持ってきてもらわないと気がすまない」と思っている人が「居ない」と主張をしているのではない。