昨日も触れた「アタックNo.1」について補足。。
あれはてっきり全編がジョークかと思ってた。本気だったとしたらあからさまな力量不足だし、本気じゃないとしたら元から却下だろう。
ちといくつか日記などを見ると、アイドル好きな人がそれを自覚しつつ見ているか、ストーリーに注目している記述が多く目に入った。しかし、結構好きで見ていると思われる人の中からも、矛盾や不自然・妙な点が多いとか、アニメ的を通り過ぎて寒いとか言われてるようで・・・・あぁ良かった。
その中で一部に「今回は特によかった」「本気で感動した」といった内容が入っているものがあった。全体の内容やデザインなどから、その筆者は中学生くらいかと思うが、あれにリアルや本気を感じたり、感情移入したというのかなぁ?
現実を志向しながら、あまりにも現実感に乏しい仕上がりは、ただ寒い。ついでに、「それでも熱い人たちの努力が」云々というほどには、(演出の悪さのせいもあるが)演技も迫真に迫るというには程遠く。どうやらストーリーも妙だそうで(1回あたり10分程度しか見るのに耐えられないので、ストーリーは直接は知らないのだ!)。
「本物の」ドラマは、遥かにリアリティに溢れ、見るものを世界に引き込む魔力を持つ。脇役はもちろん、ちょい役にすら、知らずに感情移入させられる。
「本物の」人間、「本物の」現実は、わざとらしいドラマチックな展開や派手な演出が無くても、遥かにカッコ良い。ひとの思いや、非常な努力も届かぬものを与える現実に、知らずに震えを覚える。
それらに届かず、ハリボテ世界の素人劇で満足するとしたら、あまりにもったいない。